「誇り」を胸に生きよ
「誇り」をもって生きるということ
人類の歴史には、「誇り」をもって生きた人がいます。
ポルトガルの外交官だったアリスティデス・デ・ソウザ・メンデス氏はその一人です。
1940年春、ナチスドイツは、北からフランスへと進行しました。
これにより、大勢のユダヤ系フランス人がフランスを脱し、南西へ向かい、ポルトガルを経て、アメリカ大陸へ脱出しようとし、難民となりました。
中立の立場を宣言していた当時のポルトガルの首相は、避難民、特にユダヤ人へのポルトガルを通過するためのビザの発行をしないよう、フランス駐在の領事へ通達しました。
ポルトガルを通過するためにはビザが必要となるため、ビザを手に入れられないことは命を失うのと同義でした。
アリスティデス・デ・ソウザ・メンデス氏は、疲労によって倒れてしまうまで、数万人の難民に対して、ビザを発行し続けました。
この後、命令を無視したアリスティデス・デ・ソウザ・メンデス氏は、外務省から追い出され、職を失うこととなり、家族とともに経済的に困窮する生活を送ることとなりました。
アリスティデス・デ・ソウザ・メンデス氏は、この行動によって、地位を追われ、路頭に迷うことがわかっていたはずです。
さらに、この時、領事館には、ナチスの戦車が迫っており、命の危険もありました。
それでも、アリスティデス・デ・ソウザ・メンデス氏はビザを発行し続けました。
どうしてこのような善なる行いができたのでしょうか。どうしてこれほどの勇気をある行動をとれたのでしょうか。
これが誇りをもって生きるということだからです。
誇りの力
そして、あなたが、この、生きる時代も、国も、環境も違う人の行動に心を揺り動かされたならば、あなたも「誇り」を持っているということです。
誇りは、美徳を愛します。人類が根源的に有する美徳を実践しようとする者の心のうちに現れます。
だからこそ、「誇り」ある人の生き様は、美しく、たくましく、それに触れた人の心を揺り動かすのです。
誇りは、伝播します。誇りある人に触れたとき、自らも誇りをもつ存在となりたいという願いを持たせます。
あなたが誇りをもって生きようとすれば、誇りはあなたを導き、また、人々を協力させるつながりとなり、人類の価値を高める道を歩ませてくれます。
人類の価値を向上させようという営みの中で、それが本当に人類の価値を向上させる行いなのか疑問が生じたときには、私たちは立ち止まり、一度深く考えます
その行いで誇りを感じることができるのか。美徳に寄り添うことができているのかと。
それが誇りを道標にするということです。
HUViASは、「誇り」を頼りに、人類全体による協力を実現し、人類の価値を高めていくことを目指します。